2019年7月に世界ミドル級王者に返り咲いた村田諒太選手。防衛戦の相手に選んだのはカナダ人のスティーブンバトラー選手でした。
スティーブンバトラー選手はまだ24歳と若く、日本ではあまり戦績を知られていません。
どんな相手なのか、プロフィールや戦績、強さについて見て行きましょう。
スティーブン・バトラーのwikiプロフィール(国籍、リーチ、身長)
異名:バンバン(Bang Bang)
生年月日:1995年9月2日
年齢:24歳(2019年時点)
デビュー:2014年3月28日
階級:ミドル級(以前はスーパーウェルター級)
国籍:カナダ
住所:カナダ・ケベック州モントリオール
身長:183cm
リーチ:203cm
戦績:30戦28勝(24KO)1敗1分
ランク:WBA8位、WBO1位、WBC4位、IBF8位
スタイル:オーソドックス
父方の祖父であるマーシャル・バトラーさんも20勝5敗の記録を持つウェルター級のプロボクサーでした。毎日のように祖父の元を訪れていたスティーブン・バトラー選手。5歳のころからボクシンググローブをつけていたそうで、「ボクシングは常に私の夢だった」と語っています。
10歳から貯金を始め、11歳からモントリオールのサンミッシェル地区にあるClub de Boxe Championsというボクシングジムに通うようになりました。
マーシャル・バトラー選手は、当初は両親からボクシングをすることを反対されていたそう。でも、最初の試合に勝った後は、両親から期待されるようになりました。
16歳で学校をやめ、ボクシングにすべての時間を費やすようになります。そのころには家族は全面的にマーシャル・バトラー選手を支援していました。
17歳で全国チャンピオンになったマーシャル・バトラー選手。そのころには周りのアマチュア選手はマーシャル・バトラー選手と戦うことを拒んだそう。
18歳にプロデビューを果たします。
結婚し妻と2人の子供に恵まれたスティーブン・バトラー選手。21歳のころには「パンを買わなければならない」と、家族のために戦うことを誓っています。また、子供にチャンピオンベルトを見せることも大きなモチベーションになっています。
そのために不摂生をしない、体に悪いものを食べないなど、自分を律する生活を続けているスティーブン・バトラー選手。
強いボクサーはみんな自分を律する強い精神力を持っていますが、スティーブン・バトラー選手もハングリー精神にあふれる強い精神力を持ったボクサーですね。
ツイッターでは英語とフランス語で投稿をしています。でも、2019年12月23日の村田諒太選手とのWBAミドル級タイトルマッチの前には日本語でこんなツイートをしていて、おちゃめな性格も持ち合わせていることがわかります。
ムラタを倒します!
— Steven Butler (@BangBangButler) 2019年12月16日
スティーブン・バトラーの戦績は?強い?
スティーブン・バトラー選手はまだ24歳ととても若いのに、30戦28勝(24KO)1敗1分とKO率8割を超える素晴らしい戦績。アマチュア時代の戦績も51勝4敗と、とてつもなく素晴らしい経歴を誇っています。
異名のバンバン(Bang Bang)は、パンチを弾丸のように打ち出すことからきていて、ハードパンチャーとして知られています。
2019年12月23日に行われる、村田諒太選手との世界ボクシング協会(WBA)ミドル級タイトルマッチの前には、
ベルトを奪う準備はできている。お互いに強いパンチを持っており、パワーと戦略がぶつかり合う試合になる
とパンチ力をアピールしていました。
身長は183㎝ながらリーチが203㎝と長く、遠くからボディにパンチを狙ってきます。
間合いを取りながらも、常にフルスイングのパンチを狙っていて、いったん当たったら「バンバン」パンチを繰り出します。
こちらは2019年10月の Jank Trotterとの試合。バンバンと呼ばれているのがよく分かります。
変な技巧に走ることのないストレートな戦い方。若さもあいまって、前に押していく気持ちのいいボクサーですね。
スティーブン・バトラーは弱点はある?
スティーブン・バトラー選手には弱点はあるのでしょうか?
- 防御に難点がある
- いつもかかとに重心があって、横向きの移動があまり多くない
- パンチをよけない、距離感に問題がある
といった指摘を多く見かけます。
プロになって唯一負けた試合がブランドン・クック選手との試合。
画面左にいる長身のスティーブン・バトラー選手は、ブランドンクック選手のパンチを受けてもひるむことなく向かっていきます。
全くよける様子がありません。まるでブランドンクック選手の強烈なパンチが効いていないかのように。
恐ろしいほどの突進力なのですが、実はこのときダメージを受けていたのでした。急にダメージを受け、KOされてしまうのです。
弱点は、防御が弱いこと。攻撃か防御かどちらか一方になってしまいがちです。でも、まだ若いのでこれから防御もうまくなっていくはず。
スティーブン・バトラー選手に勝つためには、パンチを当てていくことが必要でしょう。逃げずに積極的に攻撃を仕掛けていく。逃げていると、相手のパンチが次々に飛んできて、一発当たってしまうともう止めることができないくらいにパンチを食らってしまうかもしれません。
村田諒太の試合もあと少しであるんだなぁ
下馬評だと村田諒太優勢だが、ボクシングスタイルが村田諒太と似ているところがあるが、リーチは相手のスティーブン・バトラーの方が長いのでやりにくい相手になると思う
バトラーやらないと、ゴロフキンと対戦できないという壁みたいなもので、どうなるかな— ケッツアール (@lain4125) 2019年12月14日
スティーブン・バトラー、良い選手だ。
フォロワーの方がおっしゃる通り村田さんはインファイトした方が良いな。— 林ミラノ (@MilanoFeuille) 2019年10月16日
ブランドン・クックにはワンパンチで試合をひっくり返されてしまったが、しっかりガードを上げてモーションを分析するクックならではの戦術にしてやられた感じ。
序盤に勢いに乗らせないためにも、最初から距離を潰して糞詰まりにさせた方がいい。— 林ミラノ (@MilanoFeuille) 2019年10月16日
スティーブンバトラー、顔付きを見る限りでは顎はそんなに強くなさそう。
— BAYA (@boxand_so_on) 2019年10月16日
12/23の村田諒太の相手、カナダのスティーブン・バトラーの最近の試合のKOシーン。
ガード低くね?
ちなみにYouTubeで「steven vutler」で検索したら動画いっぱい上がってます。 pic.twitter.com/ykHUGbWoKa
— Tokky (@Tokky5571) 2019年10月16日
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