ドーハで開催された世界陸上2019。
世界陸上ではこの大会から新しい股下カメラが採用されています。
股下カメラとは聞いたことのない名前ですが、どのようなものなのでしょうか?
股下カメラは特に女性選手から抗議を受けているそうですが、
どのような画像が取れるのでしょうか?
見て行きたいと思います。
股下カメラの画像と問題点!ドーハ世界陸上2019で初設置!
引用:cnn.com
股下カメラとは?
股下カメラは、陸上競技の短距離走に使われるスターティングブロックに組み込まれたカメラです。
英語ではスターティングブロックカメラ(Starting Block Cameras)といいます。
スターティングブロックは100m走や200m走などでクラウチングスタートするときに足を置くための踏み台のことです。

スターティングブロック
この踏み台にカメラを組み込むことで、これまでに見たことのない競技の様子を映し出すことを目的に、セイコーが開発しました。
次の写真の選手の股の間に見える黄色い物体がカメラです。
なかなか、微妙な場所に設置されていますね。
股間の下にカメラがあると思うと、落ち着かない気分になるのではないでしょうか?
引用:www.dailymail.co.uk
股下カメラの画像
引用:www.dailymail.co.uk
股下カメラで撮影した画像には、やっぱりお尻がしっかりと写っています。
このことについて、一部の女性選手からは、
- 非常に不快だ
- 女性としておかしいと思う
- 女性を撮影することを目的としているのではないか?
- 私のお尻を撮影しないで
といった抗議がなされていました。
引用:www.dailymail.co.uk
股下カメラは、出発直前の選手の顔の様子をアップで撮影することが可能です。
真下から見上げるように写し出される画像は、確かに観たことのない表情を捉えています。
選手の中には、出発前の緊張した顔を、真下からという特殊なアングルで撮影されたくないという人も多いのではないでしょうか?
股下カメラでは、次のような動画を得ることが可能です。
問題点は?
#股下カメラ
ってさあ、確かに「勝負の為のスタートフォーム」としては参考になるかも知れないが、「歪んだエロス妄想」とも「勝負する時の わざとではない表情を『変顔』って笑う」とも感じちゃうんだよね。失礼だよ。アスリートとて「女性」だもの。— 湯茶ぽん、 (@yucyaka1970) 2019年10月2日
股下カメラ
ユニフォームの下に下着は履かない場合がある
ユニフォームの裾には空間がある場合がある
つまり中身が見える場合がある— suma (@samu5999) 2019年10月2日
私も世界陸上始まってから、股下カメラって必要性あるの?私が選手だったら絶対嫌だなあって思ってました。事前に選手の方々に説明は無かったのでしょうか??#とくダネ
— 小さな巨人@日向 (@puugye0731) 2019年10月2日
股下カメラ、絶対嫌だよねー。
— トミーかなえ (@chi_fineday) 2019年10月2日
股下カメラが嫌だという意見には、何が映っているのかわからないことが挙げられていました。
陸上競技のユニフォームは、空気抵抗を減らすために薄く、少ない面積を覆うようにできているものが多いです。
体の動きでずれてしまい、服の中が見えてしまう可能性も否定できません。
股の下からの撮影の場合、一瞬だけでも局部が映ってしまう可能性も否定できないわけです。
初めて導入されたということで、どのような映像が撮影されるのか、また問題のある映像が撮れてしまうことはないのかなど、分からないことがたくさんあり、受け入れにくいという声が多くあるようでした。
また、事前にすべての選手に股下カメラが設置されることの許可を取っていたのか?という疑問も指摘されています。
ドーハ世界陸上2019概要
2019年世界陸上競技選手権大会は2019年9月27日から10月6日までカタール・ドーハで開催される予定の第17回世界陸上競技選手権大会。
世界陸上競技選手権大会は、奇数年8 – 9月に9 – 10日間開催される陸上競技で世界最高峰の大会です。
2019年の開催地のドーハは9月の平均気温が日中で40度前後、夜間になっても30度前後と暑いため、深夜から未明にかけて開催される種目もあり、選手にとっては大変な場所での大会となりました。
2021年はアメリカ・ユージーン、2023年はハンガリー・ブダペストで開催されることが決定しています。
まとめ:股下カメラの画像と問題点!ドーハ世界陸上2019で初設置!
2019年のドーハ世界陸上から導入された股下カメラ。
これまでに見たことのない選手の緊迫した様子や、動きを見ることができる革新的なカメラです。
しかし、股間の下にカメラがあることを気にする人も多いはず。
これからも使われ続けるのか、反対意見に押されてお蔵入りするのか注目したいと思います。


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