懲罰動議とは何かわかりやすく!どんな罰則がある?過去の事例は?

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政治・経済

国会で安倍首相が野党議員にヤジを飛ばしたとして、野党幹部は懲罰動議を提出する可能性があるとしています。

懲罰動議とはどのような内容なのでしょうか?

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懲罰動議とは何かわかりやすく!

懲罰動議とは、国会議員がとった行為

国会の秩序を乱した行為であるかどうか、

また懲罰を与えることが適当であるかどうか、

その判断を懲罰委員会に依頼することを言います。

 

ものすごくシンプルに言うと、学校で嫌なことをされた人が先生に相談して怒ってもらうような話ですね。

 

例えば、2013年にアントニオ猪木参議院議員が北朝鮮に渡航した時のこと。

国会議員は、国会開催中に海外に行くときには、議院運営委員会という国会の管理者に許可を得なければなりません。

しかし、アントニオ猪木さんが議院運営委員会に提出した渡航計画書には理由がかかれておらず、許可を得ることができませんでした。

それでも北朝鮮に渡航したアントニオ猪木さん

無断で北朝鮮に渡航・訪問したことで懲罰事犯と認定され、30日間の登院停止となっています。

 

国会は国会議員が話し合いを通じて、国民全員が従うルールを決める場所です。

公平公正でなければならない場所なわけですが、その秩序を乱す人がいると適切にルールを決めることができません。

もし国会の仕事を妨げるような秩序を乱す行為があった場合は、すぐに懲罰委員会にさばいてもらうことができるわけです。

 

国会の秩序を乱す行為のことを懲罰事犯といいます。懲罰事犯であるかどうかを判断するのは懲罰委員会です。

 

懲罰動議を提出する権利を持つのはすべての国会議員

国会法第121条 各議院において懲罰事犯があるときは、議長は、先ずこれを懲罰委員会に付し審査させ、議院の議を経てこれを宣告する。
委員会において懲罰事犯があるときは、委員長は、これを議長に報告し処分を求めなければならない。
議員は、衆議院においては四十人以上、参議院においては二十人以上の賛成で懲罰の動議を提出することができる。この動議は、事犯があつた日から三日以内にこれを提出しなければならない。

引用:国会法

両院議長と全ての国会議員は懲罰動議を提出する権利を持っています。

国会議員が懲罰動議を提出する場合は、衆議院の場合で40人以上、参議院の場合で20人以上の賛成者が必要です。

 

現在の懲罰委員会メンバーは誰?

衆議院懲罰委員会の組織 2020年(令和2年)1月29日現在

  • 懲罰委員長
    • 平野博文(立憲民主・国民・社保・無所属フォーラム)
  • 理事
    • 赤澤亮正、鴨下一郎、渡海紀三朗(自由民主党・無所属の会)
    • 横光克彦(立憲民主・国民・社保・無所属フォーラム)
    • 太田昭宏(公明党)
  • 委員
    • 逢沢一郎、伊吹文明、石原伸晃、遠藤利明、左藤章、竹下亘、額賀福志郎、野田毅(自由民主党・無所属の会)
    • 安住淳、小沢一郎、岡田克也、菅直人(立憲民主・国民・社保・無所属フォーラム)
    • 中山成彬(希望の党)

現在の懲罰委員長は国民民主党の平野博文氏。

与党12名に対して野党7名となっています。

 

過去の懲罰事犯の事例

過去には112件以上の懲罰動議が提出されており、うち77件が可決されています。

2006年には永田寿康衆議院議員がいわゆる堀江メール問題によって懲罰動議を提出され、処分が決まる前に自ら議員辞職しています。

2007年には内山晃衆議院議員が桜田義孝元東京オリンピック・パラリンピック競技大会担当大臣を羽交い絞めにしたことで、30日間の登院停止となっています。

 

懲罰の種類

5日間から30日間の登院停止や、公開議場における戒告、陳謝、除名などがあります。

懲罰事犯であると認定された場合、多くは登院停止になることが多いです。過去に除名になったのは2件だけです。

 

 

 

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