丸山穂高が提出した弁明書とは?何について弁明をしたの?

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北方四島を取り返すには戦争をするしか方法はないのではないか、などと言及した丸山穂高衆議院議員が国会に弁明書を提出しました。

丸山穂高衆議院議員は何について弁明したのでしょうか?

そもそも、弁明書とは何のためのものなのか、見ていきましょう。

弁明書とは何?

弁明する:他人の非難に対して理由を説明すること

弁明書はなにかについて非難されたときに、なぜそのようなことをしたのかを説明した書類のことです。

非難している人は相手が悪いことをしたと考えています。悪いことをした人に対しては何らかの罰則を与えなければならないこともあります。

なぜ相手がそのようなことをしたのか、相手の意見を聞くことで、非難しようとする人は相手のことを理解したうえで非難するか、非難しないか、決めることができます。

非難される人も、弁明のチャンスをもらうことで、その行為が必要な行為であったと理解してもらうことができるかもしれないのです。

駐車違反の例

車を駐車禁止の場所に駐車して警察から駐車違反の取り締まりを受けたとします。

すると後日、公安委員会から弁明通知書が送られてきます。

もし、駐車違反の取り締まりが不適切だと考えるのであれば、その理由を説明する(弁明する)ために書類が送られてくるのです。

何も弁明することがなければ、反則金を支払うことで駐車違反を認めることになり、手続きは終わりになります。

弁明することがあれば、弁明通知書に理由を書いて説明します。

公安委員会がその弁明内容(理由)に納得すれば、反則金を収める必要がなくなります。

丸山穂高議員は何についての弁明をしたの?

衆議院議院運営委員会の理事会は、丸山議員に文書で弁明を提出するよう求めていました。

理事会は何についての弁明を求めていたのでしょうか。

何についての弁明を求めているか、今のところはっきりとした報道はありません。

様々な報道から丸山議員が弁明を求められた行動を要約すると次のようにまとめることが可能です。

1.北方四島を取り返すには戦争をする必要があると言ったこと
2.酒に酔って下品な発言を繰り返したこと
3.他の参加者ともみあいになったこと

丸山穂高議員は北方四島のビザなし交流に参加しました。そこで、ビザなし訪問団のメンバーに対して、「戦争で島を取り返すことが必要ではないか」という発言をしています。

ほかにも、丸山穂高議員は北方四島のビザなし交流の時に、酒に酔って下品な発言を繰り返したことも知られています。また、下品な発言をしながら禁止された外出を試みて他の参加者ともみあいになったことについても非難されようとしています。

なぜこれらの行為をしたのか理由を述べなさい」というのが今回の弁明書の提出を求められた意味でした。

丸山議員の弁明内容

丸山議員は弁明書で、上記3つの指摘について一言で、

あの場での不適切性や元島民の皆様への配慮を欠いていたことについて、重ねて謝罪申し上げます。

とあっさりと認めています。その上で、

国会自体がいわゆる「空気感」をもって、(中略)議員の身分などに関する何かしらの処分や決議がなされるのであれば、それこそ憲法上の疑義が生じる

多数者がルール・前例無しに人民裁判的な決定を行う言論府となることが危惧される

と、空気を読んで議員辞職しろと言わんばかりの現状について、また、糾弾決議案が求めていることは国会の仕事ではなく、裁判所の仕事であり、越権行為であると指摘しているのです。

この指摘を踏まえて、糾弾決議案の提出を衆議院議長が受け入れるかどうかが注目されます。

また糾弾決議案が提出されたのちに、これらの指摘に対して衆議院議長がどのように回答するのかが注目されます。

丸山穂高議員の弁明書全文

今回の国後島(くなしりとう)での案件につき、あの場での不適切性や元島民の皆様への配慮を欠いていたことについて、重ねて謝罪申し上げます。

ただ、本件での各言動においては、これまでの議員辞職勧告決議案などの先例と比べてもそれ相当の刑事事件や違法行為があったわけではありません。

またいわゆる、戦争関連の発言に対して平和主義を掲げる憲法への違反行為であるというのも無理があります。具体的行動ではなく懇親会での会話をもって直ちに憲法9条や99条違反だというのは飛躍しすぎており、憲法違反であるとも到底言えないものです。

私の当日の言動が不適切であり配慮を欠くものであることは間違いありませんが、刑事事件における有罪判決相当でもない本件のような言動にて議員辞職勧告決議がなされたことは憲政史上、一度もありません。また譴責(けんせき)決議についても、過去のいかなる不適切な言動についても行われたことがないものです。本件に対して何かしらの対応がなされるというのは、院において長年積み重ねてきた基準や先例から明らかに逸脱するものです。

加えて昨今でも、同僚議員各位における違法行為の疑いのある具体的行動についての報道、不適切で品位を損ねる院外での言動なども見受けられますが、これら他には何らの決議や聴取などのご対応もない中、要件を満たさぬ本件に対してのみ院として何かしら対応をなされるというのは公平性を欠くものと考えます。

決議案採決やその他何らかの対応をなされるというのであればそれはいかなる基準や要件に基づくものでしょうか。国権の最高機関である国会自体がいわゆる「空気感」をもって、これまでの基準や先例を逸脱した曖昧さで有権者の付託を受けた議員の身分などに関する何かしらの処分や決議がなされるのであれば、それこそ憲法上の疑義が生じる事態や、この令和の時代に多数者がルール・前例無しに人民裁判的な決定を行う言論府となることが危惧される事態でもあります。国会は裁判所ではありませんし、ましてや人民法廷でもないはずです。これまでの基準や先例相当に照らせば、本件における議員の出処進退はその議員自身が判断すべきことであり、報道も多数なされている中、最終的には選挙での有権者のご判断によるべきものかと存じます。上記の理由から、本件について院より何かしらの処分や決議を頂くことについては適当ではないと考える次第です。

あの場での不適切性や配慮の無さについて会見などで謝罪と撤回を行い、所属政党よりの処分をお受けしました。また、これまでの本件における報道などでの一定の社会的制裁についても甘受すべきものと考えております。最後に改めて、心から謝罪申し上げますとともに、書面での返信となりますことと議運の先生方を始め多くの皆様にご迷惑をおかけしておりますことを重ねておわび申し上げます。

 衆議院議員 丸山穂高

まとめ:丸山穂高が提出した弁明書とは何?何について弁明をしたの?

丸山穂高議員は弁明書を提出し、逆に糾弾決議案を出す理由を問うています。糾弾決議案の提出者や、提出先の衆議院議長がどのように回答するか、がこれからの見所になりそうです。

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