羽田空港の断水原因は?トイレやラウンジの水道復旧はいつ?

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羽田空港の国内線旅客ターミナルで6日朝に発生した断水。

水道の水の味がしょっぱいと連絡があったことから断水に至りました。

復旧に向けて作業が進められていますが、そもそもなぜ断水することになったのでしょうか?

羽田空港の断水原因は?

6日午前、羽田空港の国内線のターミナルビルで断水し、このうち第2ターミナルでは現在も復旧作業が続けられていますが、復旧のめどは立っていないということです。

6日午前8時半ごろ、国内線の第1ターミナルと第2ターミナルで供給している水道の水で、「しょっぱい味がする」という連絡があり、ターミナルビルを管理する日本空港ビルデングが水道への水の供給をストップし、水質検査を行いました。

このうち、第1ターミナルについては、水質に異常がなかったとして午前11時ごろから復旧していますが、第2ターミナルでは今も断水が続いています。

引用:NHKニュース

2019年11月6日午前8時30分ごろ、水道の水がしょっぱい味がするとして連絡がありました。

第1ターミナルの水道水の水質には異常がないことから、途中で塩分が混入したと考えられます。

塩分混入の原因は何なのでしょうか?

羽田空港ラウンジやトイレの様子

 

羽田空港水道の概要

上水を供給するのは東京都水道局

2.2.3 上水設備
東京都水道局より,国土交通省が布設する共同溝内本管より,200φにて引込み,地下にある木
製受水槽へ貯留している。給水方式は加圧給水ポンプ方式とし,ターミナルビル系統とホテル系統に分けてポンプを設置している。

引用:竣工フラッシュ① 東京国際空港(羽田)第2旅客ターミナルビル

羽田空港で使われる上水は東京都水道局から供給されます。

羽田空港で使われる水道水と同じ水を、羽田空港以外の人も使うということですね。

現在のところ、羽田空港第2ターミナル以外の場所で、東京都水道局が供給する水から塩の味がするという報告はありません。

東京都水道局が管理する浄水設備や配管に問題はないと考えられます。

 

中水設備がある

2.2.4 中水設備
厨房排水・雑排水を処理し便所の洗浄水として利用する。処理方式は土壌菌活性汚泥方式を採用しており,給水方式は上水と同様に加圧給水ポンプ方式とし,ターミナルビル系統とホテル系統に分けて給水している。図-6に水循環利用フローを示す。

引用:竣工フラッシュ① 東京国際空港(羽田)第2旅客ターミナルビル

羽田空港ではトイレの洗浄水に中水を利用しています。

中水は、雨水や厨房の排水などを処理し、トイレなどの飲用以外の用途に再利用するために用いられます。

厨房の排水には塩分が含まれている可能性がありますが、中水処理設備で脱塩処理されるためそれほど高い塩分濃度にはならないと考えられます。

また、仮に多少の塩分が残っていたとしても、トイレの洗浄水として用いる分には問題ありません。

 

羽田空港では井戸水は使用していない

利用水の殆どは水道水であり、旅客ターミナルビルにおける使用量が大部分を占め
る。中水道については、旅客ターミナルビルにおいて厨房排水及び雨水を適切な処理
後利用され、管制塔・管理庁舎においては雨水を処理後使用している。井戸水は利用
していない。

引用:東京国際空港環境計画

井戸水が豊富な地域では、水道水の代わりに井戸水を用いることがあります。

井戸水は使っているうちに、海水が侵入してきて塩辛くなることがあります。

そのため、井戸水と水道水とを同じ水道管に接続する(クロスコネクション)は水道法で禁止されています。

しかしながら、羽田空港では井戸水の使用はないため、井戸水が原因ではなさそうです。

 

消火水栓に海水を使っている可能性は高い

羽田空港は海の近くにありますから、消火水栓に海水を使うことは十分に考えられます。

広い空港の敷地内に張り巡らされた消火水栓には、海水が常に供給されていると考えられます。

 

水道管の誤接続(クロスコネクション)の可能性は否定できない

画像引用:http://www.imabari-suidou.jp/kyusui/cross.html

 

◆水質の事例◆
(1)水源に海水が混入
 防潮の可動門扉のいたずらにより海水が侵入し、市民からの水道水が塩からいとの苦情が相次いだ例。過去にも2度いたずらされた ことがありながら施錠がなされていなかった。事故後バリケード、施錠等の措置を実施。(昭和25年・北海道)
防潮堰の操作ミスと大潮と渇水による河川流量減少とが相まって、取水地点まで塩水の遡上があり、市民の苦情で発覚した例。 取水口に塩分濃度測定による警報機を取り付ける対策が施された。(江戸川)

(中略)

◆クロスコネクションの事例◆
 クロスコネクションとは、飲用適の水を供給している水道と飲用に対する安全性に疑いのある他の系統の水道との間において、 管などが物理的に連結されていることをいう。広義に用いられる場合には、施設間の直接の連結を指す以外に、給水器具と汚染源 との間に間隙がないか、間隙があっても小さいために、配水管内の負圧発生時に汚水を逆に吸引し得るような配管をも指している。 給水栓の吐口と、水の溜まる器の溢れ縁との間に安全空間が十分でないと逆流吸引を起こすことがあり、このような汚水吸引 (風呂おけの縁より下側に給水栓の吐口があり、他の場所での水の大量使用により、風呂系統の負圧発生、汚水吸引というような例) をもクロスコネクションと呼んでいる。

(中略)

(2)海水水道管との誤接
 海水供給の消火専用水道との誤接の例。付近住民から水道水が塩辛いとの苦情で発覚。(昭和36年)

(中略)

(5)大阪市でのクロスコネクション例
・低温の水道水が出るとの苦情、付近の映画館の冷房用井水と水道管を連絡し弁操作を誤ったため。
塩辛い水が出るという苦情。屋上タンクでの井水と水道水の量計の連絡用弁の老朽化のため。

引用:参考資料 上水道の事故と対策(石橋多聞・技報堂出版 昭和52年)

水道から塩辛い水が出る事例は過去にも多数発生しています。

原因は大きく分けると

1.浄水場に海水が侵入してしまう
2.消火用の海水や井戸水を供給する管を上水を供給する菅と誤って接続してしまう

があります。

海に浮かぶ羽田空港ですから、火災時の消火配管に海水を使っている可能性は高いと考えられます。

今回のしょっぱい水が出る事態になったのは第2ターミナルだけでした。

第2ターミナルの上水道管と他の配管とを誤って接続していたことで、しょっぱい水が水道から出てしまった可能性は現在のところ否定できません。

2002年にUSJ(ユニバーサルスタジオジャパン)で、水飲み器に工業用水が接続されていたことがありました。保健所の検査では水飲み器から、許容値の2倍の雑菌が検出され問題になりました。

その後、適切な処置をしたことで安心してUSJの水飲み器を使うことができるようになっています。

羽田空港でも、安心して水道を使えるように、また再発を防ぐために、原因は何だったのかを究明する必要があります。

 

まとめ:トイレやラウンジの水道復旧はいつ?

残る第2ターミナルは8日の復旧になる見通し。監督する国土交通省航空局(JCAB)によると、「7日中の再開は難しい。飲み水なので慎重に進めている」という。

引用:https://www.aviationwire.jp/archives/189487

羽田空港第2ターミナルの断水について、11月8日中の復旧を目指しているとのことです。

水道がないと、トイレのウォッシュレットが使えないことや、ラウンジやレストランでの快適なサービスを提供することが困難になってしまいます。

しかし羽田空港では、第2ターミナル以外のターミナルは通常通り水道が使えることと、第2ターミナルでも飲食店が閉店していること、トイレの手洗い水がペットボトルの水であることを除くと通常通りであることから、空港としての利用は可能な状態であるといえるでしょう。

一日も早い復旧を期待したいと思います。

 

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