岡山県警察学校教官がなぜ本物サバイバルナイフ?訴訟で事故隠蔽判明?

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2018年12月、岡山県警察学校で訓練中に教官が新人巡査だった男性を誤って刃物で刺してしまう事故が発生しました。刺した教官は「刺すつもりはなかった」と供述しています。

なぜ、この教官は新人巡査を刺してしまったのでしょうか?

また、この事故が発生してから半年以上が経って報道されています。

なぜ、この事故はこれまで報道されていなかったのでしょうか?

岡山県警察学校教官が本物ナイフで刺したのは未必の故意?

岡山県警察学校(岡山市北区)で昨年12月、訓練中に教官の男性警部補がサバイバルナイフで新人巡査だった男性を誤って刺したとして、業務上過失傷害罪で今年3月に略式起訴され、罰金50万円の略式命令を受けていたことが判明した。

県警などによると、昨年12月10日に凶器を持った犯人を1対1で取り押さえる訓練を実施した際、警部補が模造刀を持って犯人役を担当。説得を受けて模造刀を手放した後にもみ合いになり、隠し持っていた本物のサバイバルナイフを出して元巡査の胸を2回刺し、うち1回は肺の一部に達した。元巡査は数日間入院した。

サバイバルナイフは別の授業で使ったもので訓練に使う予定はなかったが、男性警部補は県警の調べに対し、「緊張感を出すために本物のナイフを出した。刺すつもりはなく、寸前で止める予定だった」と説明しているという。

引用:https://mainichi.jp/articles/20190717/k00/00m/040/059000c

報道によると、刺された元巡査は凶器を持った犯人を1対1で取り押さえる訓練を受けていました。

訓練では本来、模造ナイフを使用することになっています。

犯人役の教官である男性警部補が持っていた一つ目の凶器は模造日本刀でした。

元巡査は犯人を説得し、日本刀を手放すことに成功します。

しかしその後、日本刀を手放した犯人と元巡査はもみ合いになります。

 

ここまでは、シナリオ通りだったのでしょう。

 

ここで犯人役の教官は、隠し持っていた二つ目の凶器である、本物のサバイバルナイフで元巡査の胸を刺してしまうのです。

 

教官は、訓練に本物のナイフを使うことについて、次のように考えていたそうです。

 

 

刺すつもりはなく、寸前で止める予定だった

 

 

 

しかし、実際には寸前で止められませんでした。

本物のナイフを使い、もし操作を誤ると刺さってしまうかもしれない、という想定はしていなかったのでしょうか。

警察学校で学んでいる新人巡査とはいえ、実戦さながらのもみあいの中での授業で、本物のナイフを振り回して、寸前で100%止めることができるという判断はどのような理屈でなされたのでしょうか。

適切な判断が出来ていないといわざるを得ません。

 

未必の故意の可能性は?

県警によると、訓練は模造の日本刀を持った犯人に対応するもの。犯人役の警部補は、説得に応じて模造刀を捨てたが、その後に所持していたサバイバルナイフで胸を誤って2回刺した。1カ所は肺に達しており、男性は数日間入院した。ナイフの刃の部分には、カバーのようなものが付けられていた。

引用:産経新聞

 

ナイフにはカバーのようなものが付けられていた、と報道されています。

もし訓練中にカバーが外れたら、当然ナイフが刺さってしまいます。それは誰にでもわかることです。また、絶対に外れないカバーはないことも誰にでもわかることです。

もしかすると、カバーが外れて刺さってしまうかもしれない状態にあったことは事前に分かったことなのです。

 

その場合、未必の故意の可能性が考えられるのです。

 

未必の故意は、刺すつもりがなかったとしても、刺さってしまうようなことが起こるかもしれないと思いながら、あえてその危険を冒してその行為をすることを言います。

 

また、教官は元巡査の胸を2回ナイフで刺しました。教官はナイフが元巡査の胸に刺さったことに、1回目で気づかなかったのでしょうか?

2回刺してしまうということは、自分をコントロールできていなかったのではないでしょうか?

もし、自分をコントロールできなくなっていたのだとすると、その性格は事前に分かっていたはずです。

訓練に本物のナイフを使うと、自分をコントロールできなくなった時に相手をさしてしまうかもしれない、と考えることはできたはずです。

 

本物のナイフを使って実習する必要があるのであれば、万が一刺さってしまっても安全なように防刃服を着用するなど、手の打ちようはあったはずです。

それを怠り、相手に刃物が刺さってしまうかもしれない状態で訓練をしていたと考えられるのです。

 

この事故は事前に防ぎようがあったと考えられます。

ゆえに、未必の故意の可能性が考えられます。

 

事故隠蔽が訴訟で明らかに?

刺された巡査は今年1月に依願退職。県警は翌2月、男性警部補を所属長訓戒処分にしたが、「発表する対象の事案ではない」として明らかにしていなかった。

元巡査は6月に、県を相手取って慰謝料など550万円を求めて岡山地裁に提訴した。県警監察課は「県として誠実に対応していく」とコメントした。

引用:毎日新聞

この事故は2018年12月に発生しました。

2019年7月になってこの事故が報道されたのは、被害にあった元巡査が6月に、県を相手取って慰謝料など550万円を求めて岡山地裁に提訴したからでした。

事故発生後、県警は教官を務めていた男性警部補を所属長訓戒処分にしています。また、刺された元巡査は依願退職をしています。

当初、岡山県警は「発表する対象の事案ではない」として公開していませんでした。

しかし元巡査が6月に、精神的な苦痛を受けたとして、県を相手取り慰謝料など550万円を求めて岡山地裁に提訴したからこの事故が公開されました

事故発生から、元巡査が提訴した半年の間に、どのような交渉が行われたのでしょうか。対応に納得できなかった元巡査は、訴訟に踏み切ったのかもしれません。

元巡査の気持ちを考えると、「発表する対象の事案ではない」とするのではなく、事前に公開しておくべきだったのかもしれません。

まとめ:岡山県警察学校の刺傷は未必の故意?訴訟で事故隠蔽判明?

岡山県警察学校で発生した刺傷事故について、なぜ発生したのか、また、なぜいままで公開されていなかったのかについてみてきました。

警察官の犯人の取り押さえと言う危険な訓練に対して、不十分な考えで本物のナイフを使って元巡査の胸を刺してしまった事故は、起こるべくして起きた、防ぎようのあるものでした。

また、その事故を公開することなく、被害にあった元巡査が訴訟を起こしたことで広く知られるようになったことは、警察の隠蔽体質と言われても仕方のないことです。

警察の、このような事故が再発しないようにしてほしいと思います。

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