飯塚幸三の書類送検後の公判の流れ。実刑で交通刑務所に入るまで

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2019年4月19日に東京・池袋で発生した母子2人を含む12人が死傷した痛ましい交通事故で、飯塚幸三容疑者が書類送検されました。

書類送検された後、どのように公判手続きが進んでいくのか、

また、実刑になるまでにどのような判断がなされるのか見ていきましょう。

飯塚幸三の公判の流れ

飯塚幸三容疑者が書類送検された後、有罪判決が下され交通刑務所に入るまでの公判の流れは次の通りです。

事故発生

警察による捜査(必要により逮捕)

検察への捜査結果引き渡し(書類送検)

分かれ道1:起訴か不起訴か?
       ↓(起訴の場合)
分かれ道2:略式起訴でないか?


裁判

分かれ道3:有罪か無罪か?
↓(有罪の場合)
分かれ道4:実刑か執行猶予か?
       ↓(実刑の場合)
交通刑務所へ

書類送検された後、飯塚幸三容疑者に実刑判決が下されるまでには4つの「分かれ道」が存在します。

分かれ道1:起訴か不起訴か?
分かれ道2:略式起訴でないか?
分かれ道3:有罪か無罪か?
分かれ道4:実刑か執行猶予か?

4つの分かれ道での判断によっては実刑判決が下されず、交通刑務所に行くことはありません。

飯塚幸三容疑者が実刑判決を下されるまでに通過する、3つの分かれ道について見ていきましょう

飯塚幸三容疑者の実刑判決までの4つの分かれ道

分かれ道1:起訴か不起訴か?

飯塚幸三容疑者は書類送検されました。警察の取り調べ結果を検察に引き渡したのです。警察単独での仕事はここで終わりです。

警察の仕事は、犯罪の疑いがあった場合に、証拠を集めたり、取り調べをすることです。証拠を集めたり、取り調べをするときに必要に応じて逮捕をすることがあります。

警察は事件に関する証拠を検察に引き渡します。なお、逮捕をすると48時間以内に検察に引き渡す必要があります。飯塚幸三容疑者の場合は事故直後に入院したこともあって逮捕をしていなかったため、検察に事件を引き渡すまでにおよそ2か月かかりました。

事件を引き継いだ検察は、起訴し、裁判にかけるかどうかを決定します。

検察は「起訴するか、不起訴とするか」を決めるために捜査を行います。

起訴されると裁判が始まる

起訴とは裁判所に裁判をするよう依頼することです。起訴されると裁判に進みます

起訴されずに「不起訴」となった場合、裁判は行われません。

不起訴になる可能性は

飯塚幸三容疑者の事故で、検察が不起訴処分とする可能性があるのは起訴猶予です。

有罪であることを証明できるだけの証拠があるとしても、被害者の境遇や、被害者との示談が成立した場合などに、検察官の裁量で不起訴とする場合があります

不起訴になると裁判は行われません。また、前科もつかないのです。

もし、不起訴にする場合、世論はとても飯塚幸三容疑者の処罰に注目しているので、検察官は世論が納得できる理由を提示する必要があります。「上級国民だから」と世論に受け止められると、様々な反発が予想されます。

検察が飯塚幸三容疑者を起訴するかどうかが焦点になります。

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分かれ道2:略式起訴でないか?

検察が起訴をすると「容疑者」から「被告」に変わり、裁判が始まります。

裁判は公開の法廷で行われます。飯塚幸三容疑者の裁判の場合多くのメディアが出席するでしょう。裁判に出席する被告の負担も大変大きいものになることが想像されます。

また、裁判には長いと1年くらいの時間を要します。

軽微な犯罪の場合、あらかじめ有罪判決になることを決めた状態で簡易的な裁判を行うことで、裁判に要する時間や労力を削減することがあります。

それを「略式起訴」と呼びます。

2013年にアナウンサーの千野志麻さんが、静岡県沼津市のビジネスホテルの駐車場で人をひき、死亡させる事故がありました。この事故で千野志麻さんは略式起訴され、静岡簡易裁判所で100万円の罰金刑に処され即日納付しています。

また、福井市内の国道で5月、車を運転中に軽自動車と衝突してそのまま逃げたとして、道交法違反(事故不申告、救護義務違反)容疑で逮捕された福井放送元最高顧問の坪田清則さん(87)も略式起訴され、罰金3万円の刑に処されました。坪田さんは即日納付しています。

略式起訴は罰金刑のみの場合に適用されます。懲役刑が想定される場合は略式起訴になることはありません。また、略式起訴であっても有罪判決になるので前科が付きます。

千野志保さんが交通死亡事故を起こしたにもかかわらず、略式起訴で済んだのは、アナウンサーで知名度の高い人であったことや、夫が福田赳夫元首相の孫で伊香保温泉の老舗旅館の御曹司であったことが理由ではないかと考える人もいました。

飯塚幸三容疑者に略式起訴が適用されるかどうかの判断が注目されます。

分かれ道3:有罪か無罪か?

裁判の結果、判決が言い渡されます。

無罪になることもありえるのですが、実際には日本の裁判では、検察に起訴されると99.9%の割合で有罪判決が出ています。

飯塚幸三容疑者の裁判でも、起訴されたらほぼ間違いなく有罪判決となることから、起訴されるかどうかが焦点になっています。

分かれ道3:実刑か執行猶予か?

有罪判決が出た場合でも、執行猶予がつけば刑務所に行くことはありません。

執行猶予をつけるかどうかを決めるのは裁判所です。

交通死亡事故での執行猶予について、松本篤志弁護士は次のように述べています。

死亡事故という結果の重大性のほかに、任意保険による被害弁償の見込みの有無や加害者の前科関係などにより、判決の見込み(実刑か執行猶予が付されるか)が変わってきます。

裁判が始まった場合、99.9%の割合で有罪が確定しますが、執行猶予が付くと刑務所に入ることはないのです。

まとめ

飯塚幸三容疑者の公判の過程で、最終的に有罪判決が下るまでには次の4つの分かれ道があります。

分かれ道1:起訴か不起訴か?
分かれ道2:略式起訴でないか?
分かれ道3:有罪か無罪か?(判決)
分かれ道4:実刑か執行猶予か?

それぞれの分かれ道でどのような決定がなされるか、注意深く見守っていきたいと思います。

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