伯父伯母が岩崎隆一に出した手紙の内容?誰が出そうと思ったか?

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2018年6月から介護ヘルパーの利用を川崎登戸で発生した痛ましい殺傷事件では、私立カリタス学園の小学校児童や保護者20名が刺され、小学6年の栗林華子さん(11)と外務省外交官の小山智史さん(39)の尊い命が奪われました。

この事件の前に、この事件の容疑者である岩崎隆一と同居していた伯母が岩崎隆一容疑者に手紙を出していたとされています。

ひきこもりの専門家である山田孝明氏は、この手紙が殺傷事件の引き金であると分析しています。

どのような手紙を出していたのでしょうか。また、なぜ伯母は手紙を出したのでしょうか。

家族が岩崎隆一に手紙を出した経緯

出典:ミヤネ屋

岩崎隆一容疑者は犯行に及ぶ前、長い間にわたって伯父・伯母の住む家に引きこもっていたとされています。近所づきあいや交友関係は全くなかったとのこと。

このことは、テレビに出てくる岩崎隆一容疑者を知る人が、岩崎隆一容疑者が中学卒業後に所属していた職業訓練校に通っていた時の30年以上前の同級生近所の人だけであることからもわかります。

岩崎容疑者は長い間引きこもっていて、その間伯父・伯母も岩崎容疑者に「ひきこもり」をやめるよう働きかけていたという報道はありません。

何がきっかけで伯母は岩崎容疑者に手紙を出すことになったのでしょうか?

伯父・伯母の介護ヘルパーを川崎市に相談していた

同居していた伯父・伯母は80代で、いつまでも元気でいられるかは分かりません。

高齢になって徐々に体力に自信がなくなってくると、毎日やっていた調理、洗濯、掃除等の家事であっても、重いものを運ぶことが難しくなったり、体調の悪い日は家事をするのが難しくなったり、今までと同じように全てをすることが難しくなることがあります。

要支援・要介護の高齢者が自立した在宅生活を送るために、家事の一部をお願いできるのが介護ヘルパーです。

伯父・伯母は川崎市に依頼して、2018年6月から介護ヘルパーの利用を開始しています。

親族(岩崎隆一容疑者の兄か姉?)が相談していた

出典:Twitter

市に相談をしたのは、岩崎容疑者と伯父と伯母3人の親族

出典:BuzzFeedNews

介護ヘルパーに来てもらうために川崎市に相談していたのは親族でした。

この川崎市に相談していた親族は伯父・伯母の息子(兄)か娘(姉)だと考えられます。高齢の親のことを気遣い、介護ヘルパーの相談をするのはよくある話です。

息子(兄)か娘(姉)以外の親族で、甥や姪、孫なども考えられますが、一番可能性が高いと思われるのは息子(兄)か娘(姉)になるでしょう。

親族は同居していた岩崎隆一容疑者のことも相談していた

この親族は、岩崎容疑者が「引きこもり傾向」のため、伯父や伯母を訪問介護をするスタッフが家に入ってきても大丈夫なのかも気になり、相談したという。

容疑者の将来の心配をしていたようだった」

岩崎容疑者の気持ちを確認する方法を模索していた

出典:BuzzFeedNews

同じ時期に、息子(兄)か娘(姉)と考えられる親族は、川崎市精神保健福祉センター岩崎容疑者のことを相談しています。

この相談は2017年の11月から始まって2019年の1月にかけて1年以上の期間で、合計14回(面談で8回、電話で6回)にも及んだそうです。

最初は介護ヘルパーの方が伯父・伯母の家に行ったときに、岩崎隆一容疑者にあっても驚かないように、岩崎隆一容疑者のことを市の担当者に伝えるために相談をしていたそう。

その後、市の担当者の証言から、親族の相談は徐々に「岩崎隆一容疑者の将来や現在の心配事についての相談に発展していったようです。

誰が手紙を出そうと思ったか?

一連の相談では伯父や伯母から岩崎容疑者について「あまり刺激したくない」という意向が市側に示されていたため、市は自宅ではなく麻生区役所の会議室や電話などを使って相談を受けていたということです。

出典:NHK NEWS WEB

この相談の中で市担当者は手紙を書くことを勧めました

最終的に岩崎容疑者の部屋の前に手紙を置いたのは伯父・伯母の2人であると報じられています。

同居していた伯父・伯母は岩崎容疑者のことが気がかりで仕方なかったでしょう。しかし、「あまり刺激したくない」という意向が市に示されていたというのは、伯父・伯母は岩崎容疑者に対して恐れがあったのではないでしょうか。そうすると積極的に手紙を出そうとは考えなかったのではないでしょうか。

伯父・伯母に恐れがあった状態にもかかわらず、手紙を出そうと思ったのは周りの人が伯父・伯母に手紙を出すように働きかけた可能性が高いように思われます。

兄か姉と考えられる親族が川崎市に介護ヘルパーについて相談し、合わせて岩崎容疑者のことも川崎市精神保健福祉センターに相談したことが、「置き手紙でコミュニケーションをとる」という方法に至ったきっかけになったことは報道の通りです。

以上のことから、岩崎容疑者に手紙を出すことになったのは必ずしも伯父・伯母がきっかけではなく、「親族」の川崎市精神保健福祉センターへの相談がきっかけとなったと考えるのが妥当でしょう。

手紙の内容は?

川崎市に相談していた内容は、

”将来どうするつもりなのか聞きたい”

出典:産経ニュース

ということでした。

同居している伯父・伯母は高齢で介護ヘルパーが必要になっているなかで、51歳にもなって引きこもっているわけですから、聞きたくなって当然です。

2019年1月に岩崎容疑者の部屋の前に手紙を置いた数日後、岩崎容疑者から口頭で回答がありました。

自分は洗濯もするし食事も作れるから閉じこもっているわけではなくちゃんと生活している。ひきこもりとはなんだ

出典:デイリー新潮

岩崎容疑者の回答から置き手紙の文面に「ひきこもり」という言葉を使っていることが分かります。また、「自分はちゃんと生活している」という回答からは、自分のことが自分でできていないと指摘されていることが分かります。

これらのことから、手紙の内容を考えると、

ずっとひきこもりを続けるつもりかい?将来はどうするつもりなのか?

私たち(伯父・伯母)は介護ヘルパーが必要なくらいに年を取っていて、これからあなたの面倒を見てやることができなくなるかもしれない。

私たちの面倒を見てくれとは言わないから、せめて自分のことくらい自分でできるようになってくれないか?」

といった内容であったのではないでしょうか。

10年以上とも思われる長い間引きこもっている甥に対して、このような小言を言いたくなる気持ちも分かります。

なぜ伯母の手紙が川崎カリタス学園殺傷事件の原因になったのか


山田孝明氏はこの手紙に対して、ひきこもり」という言葉を使ったことがまずかったと指摘しています。山田孝明氏は、40代・50代ひきこもり家庭支援組織「市民の会 エスポワール京都」を主宰しています。

山田氏によると、「ひきこもり」と言われたことをきっかけに暴力的になるケースが少なくないとのこと。ずっと引きこもっていて接触がなかった人に対しては、

“おはよう”とか声を掛けて、“美味しいものを作ったから、一緒に食べよう”などと誘ってみるしかありません。

と意見を述べています。また山田氏は、

少しでも人間関係を築いてから、問題の解決に乗り出すべきでした。自分の存在が否定され、これまでの生活が続けられないと絶望し、死を覚悟したのかもしれません

と、岩崎容疑者の動機を分析。川崎市のカリタス学園で起きた凄惨な事件のきっかけが、「ひきこもり」という言葉をつかった置き手紙にあったというのです。

まとめ:川崎殺傷事件の原因?伯父伯母が岩崎隆一に出した手紙の内容は?

2名の死者と18名の負傷者に加えて、多くの人に無差別な犯行に対する不安を残した川崎市登戸の殺傷事件。親族と川崎市が岩崎容疑者の将来を案じて岩崎容疑者に渡された手紙がその原因ではないかという声が上がっています。

その手紙に含まれていた「ひきこもり」という言葉が岩崎容疑者の犯行のスイッチを入れたのではないかという指摘は、引きこもり問題の解決の難しさを物語っているように感じます。

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