くりえい社の無断展示の問題点!ツイッターが炎上した理由は?

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くりえい社が6月2日に開催予定の関西同人活動支援会カンドウエイトのアイドルマスターSideMオンリー同人誌即売会「K@N-DO!Fes.~理由(ワケ)あって、大阪公演~」に漫画喫茶を出店し、過去(平成28年以前)に印刷した作品を数点展示することをツイッターで発表したことを受けて、多くの人から反対のコメントがツイッターに寄せられました。


くりえい社の行動の問題点は何だったのでしょうか?

くりえい社の無断展示の問題点!ツイッターが炎上した理由は?

くりえい社は大阪の出版社で、同人誌の印刷を専門にしています。

同人誌印刷 くりえい社
同人誌印刷所くりえい社のページです。同人...

くりえい社のツイートが炎上した理由は、次の4点の問題点にまとめることができます。

くりえい社の問題点
1.著作権を持っていない作品を自社利益のために使おうとしたこと
2.利用許諾を得る方法
3.印刷した作品を許可なく保存していたこと
4.抗議を受けて謝罪するも、どう行動を変えるのか表明していないこと

一つずつ見ていきましょう。

1.著作権を持っていない作品を勝手に使おうとしたこと

同人誌の作者は作品を印刷・製本するためにくりえい社に作品のデータを渡します。くりえい社は依頼に基づいて印刷・製本し納品します。

くりえい社の手元には印刷をするために作者から渡されたデータがありますが、作品の著作権を持っていない場合、くりえい社は作者の同意なしにデータをWebや出版物として公開することはできません。

くりえい社は「K@N-DO!Fes.~理由(ワケ)あって、大阪公演~」の自社ブースに著作権を持っていない作品を展示しようとしました。

作品を展示してもよいかどうかを決められる(展示権)のは著作権をもつ著作者です。展示されてもかまわない作者もいれば、展示されるのが嫌な作者もいますので、著作権を持たない人が勝手に展示をするのはしてはいけないことです。

著作権法第二十五条 著作者は、その美術の著作物又はまだ発行されていない写真の著作物をこれらの原作品により公に展示する権利を専有する。(展示権)

2.展示の許諾を得る方法が乱暴

くりえい社はツイッターで、下記のように展示してもよいか聞いています。

お預けいただいた見本誌の展示と、平成28年以前に弊社で印刷した作品を数点展示させていただく予定です。ただし、自分の本は許可できないとされる方は、メール等でご連絡ください。

この方法では、自分の本を展示したくない人がツイートに気づかず展示されるケースを防ぐことができません。

くりえい社は展示したい本の著作権を持つ人(作者)全員に展示をしてもよいか確認することが必要です。

同人誌の作者個人から見ると、くりえい社は大きな組織で立場が強いです。くりえい社が展示した後に苦情を言いたくても、言いにくいかもしれません。

強い立場の人が、ツイッターで乱暴に許諾を得ようとしていたのを見て怖くなったかもしれません。

3.印刷した作品を許可なく保存していたこと

くりえい社は印刷の確認をするためなどに、依頼された数量以上に印刷をすることはあるでしょう。製本依頼を受けた本を納品したあとに、何部か印刷物がくりえい社に残る可能性があります。

また、手元に印刷データも残っているでしょう。

しかしくりえい社は、著作権者(作者)との間で著作権の譲渡などの契約を結んでいない限り、残った印刷物や印刷データを使って勝手に展示をするなど利用してはいけません。

くりえい社はデータや印刷物の漏洩を防ぐために、納品後できるだけ早くデータや印刷物の残りを処分する必要があったでしょう。

4.抗議を受けて謝罪するも、どう行動を変えるのか表明していないこと

お昼に流しました弊社のツイッターにつきまして、皆様からのご意見を重く受け止め、反省の上お詫び申し上げます。申し訳ありませんでした。

くりえい社は無断展示についてのツイートが炎上した後、上記のコメントをツイートしています。

このツイートは謝罪をしているのですが、 「K@N-DO!Fes.~理由(ワケ)あって、大阪公演~」の自社ブースに著作権を持っていない作品を展示するのか、しないのか、表明していません。

この説明では、展示を望まない作品をくりえい社で印刷したことのある作者は不安でしょう。

謝罪だけでなく、どう行動を変えるのか説明する必要があります。

まとめ:くりえい社が無断展示でツイッターが炎上!何が問題だったのか?

くりえい社は「K@N-DO!Fes.~理由(ワケ)あって、大阪公演~」に過去に印刷した作品を展示することをツイッターで作者に連絡しましたが、この方法では作者の許諾を得ることができないことがあるので不適切と言わざるをえませんでした。

また、謝罪をしても、展示を取りやめにするのか否かをはっきりと伝えないと、展示されたくない作者は不安が続いてしまいます。

同人誌の文化をけん引しているくりえい社の心ある対応が望まれます。

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