飯塚幸三が説明内容を変えた理由?刑を軽くしようとしている?

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4月19日に発生した池袋暴走事故が発生しておよそ1か月が経った5月17日、遺族の夫が「絶望感が増し、生き地獄のような日々」だとコメントしました。

加害者である飯塚幸三は引き続き入院しています。入院しながら警察の取り調べを受けています。17日、飯塚幸三は警視庁による任意の事情聴取で「ブレーキをかけたが利かなかった」と説明し、運転操作ミスを否定していると報道がありました。

事故当初は「アクセルが戻らなくなった」と説明していたはず。なぜ説明を変えたのでしょうか?説明内容の変化とともに見ていきましょう。

飯塚幸三の説明内容の変化

事故当初はアクセルが戻らなかったと説明


4月19日20時の朝日新聞デジタルでは、飯塚幸三の事故について下記のように報道されています。

運転していたのは無職飯塚幸三さん(87)=東京都板橋区弥生町=で、「アクセルが戻らなくなった」と話しているという。同庁は運転操作を誤った可能性があるとみて、詳しい事故原因を調べる。

飯塚さんは事故後、息子に「アクセルが戻らなくなって人をいっぱいひいてしまった」と電話。警視庁の調べに対しても同じ説明をしているという。

飯塚幸三は事故後すぐに息子に電話で「アクセルが戻らなくなった」ことを説明しています。また、警察にも同じ内容を説明しています。

その後の機能検査でアクセル、ブレーキに問題がないことが判明


「アクセルが戻らなくなった」という飯塚幸三の説明を受けて、5月7日までに警視庁は事故を起こした車のアクセルとブレーキを自動車メーカー立会いの下で検査し、異常がないことを確認しています。

現在はブレーキが利かなかったと説明


5月17日までに実施された警視庁による任意の事情聴取で飯塚幸三は「ブレーキをかけたが利かなかった」と説明しているそうです。

なぜ、説明内容が変わったのか?

事故当初は「アクセルが戻らなかった」と説明していたのに、あとから「ブレーキが利かなかった」と説明していると報道がありました。

しかし、日経新聞は「アクセルペダルが戻らず、ブレーキペダルを踏んだが利かなかった」と書いています。何らかの理由でアクセルが戻らなくなり車が加速を続けてしまっていたときに、ブレーキを踏んだが利かなかったと主張しているのです。

事故直後の報道と、しばらくしてからの報道で「アクセルペダルが戻らず、ブレーキペダルを踏んだが利かなかった」の切り取る部分が変わったことが説明内容が変わった理由と考えられます。

池袋暴走の87歳、ミス否定 「ブレーキ踏んだ」説明
東京都豊島区東池袋で乗用車が暴走し12人が死傷した事故で、車を運転していた旧通産省工業技術院の飯塚幸三元院長(87)が、警視庁の事情聴取に「ブレーキペダルを踏んだが効かなかった」と運転ミスを否定した

飯塚幸三は運転操作ミスを否定していると報道されています。

運転操作ミスがあって人をはねると自動車運転処罰法による過失運転致死傷罪が適用されます過失運転致死傷罪は7年以下の懲役・禁固または100万円以下の罰金の刑が科せられます。

飯塚幸三は運転操作ミスがなかったことを主張し、自動車運転処罰法による過失運転致死傷罪を回避しようとしていると考えられます。

現在の主張では「アクセルが戻らず、ブレーキが利かなかった」と言っているのですから、飯塚幸三の運転ミスではなく、事故車であるプリウスの製造者のトヨタに原因があると言っているのですね。

しかし、警視庁の調査により、アクセルとブレーキには異常がないことが確認されています。検察の取り調べや裁判では、警視庁のアクセルとブレーキの調査がどれだけ信頼に足るものかが焦点になりそうです。

トヨタのブレーキは過去にも訴えられたことがあります。

2009年から2010年にかけて、トヨタは「意図せぬ急加速をしてブレーキが利かずに事故にあった」と複数の訴訟をされています。

アメリカの運輸省はトヨタ車に欠陥はなかったとしていますが、トヨタは和解金として1200億円を支払っているのです。

その訴訟を受けて、トヨタは2010年にブレーキシステムの大規模なリコールを実施しています。それまでのトヨタ車はブレーキがアクセルに優先する「ブレーキオーバーライドシステム」が搭載されていませんでした

他社の車ではアクセルとブレーキを同時に踏むとアクセルが機械的に解除され、ブレーキだけが動作します。しかし、従来のトヨタ車ではアクセルが故障して車が加速し続けたときにブレーキを踏んでも、アクセルがブレーキに勝ってしまい車が止まらなくなっていました。

現在ではトヨタはすでに全車に「ブレーキオーバーライドシステム」を搭載していて、過去起きた同じ事故が起こるとは考えにくいです。しかし、池袋事故では飯塚幸三はブレーキの不具合が原因で事故が起きたと訴える可能性があります。

まとめ:刑を軽くしようとしている?

交通死亡事故では、運転操作ミスがある場合に自動車運転処罰法違反とされることがあります。運転操作ミスがなければ、もっと軽い罪となることがあるのです。弁護人はできるだけ罪が軽くなるように工夫をします。ブレーキが不具合によって利かなかった場合、罪を軽くなると弁護士が考えている可能性が高いでしょう。

弁護人に自分の罪について適切に交渉してもらうことは認められた権利です。被害者の気持ちを考えると正しい調査と判断をしていただきたいものですね。

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