「令和」の「令」の字の中が「刀」だった理由?「マ」じゃないの?

新元号
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5月1日から新元号が「令和」になることが発表されましたが、新元号の「令和」をもう書いてみましたか?

 

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「令」の字を自分で書いてみると、中にカタカナの「マ」を書きませんか?

こんな感じで。

でも、菅官房長官が掲げた字を見ると、中に漢字の「刀」が書いてあるように見えます。

これは何が違うのでしょうか?どっちが正解とかあるのでしょうか?

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「マ」「刀」どちらも正解

上に挙げた二つの字の違いはフォントの違いです。どちらも「れい」の字です。

なので、どっちで書いても正解になります。

でもなぜ、「マ」を書く人が多いのでしょう?

「マ」は教科書体や楷書体などで用いられる

教科書体
楷書体
ペン字体

中が「マ」の「れい」の字には、教科書体、楷書体、ペン字体などがあります。

楷書は漢字のくずさない書き方で、標準的なものとされています。書類の記入方法に、「楷書」で書いてくださいと指定があることがあります。

教科書体は小学校の教科書に使われる字体です。漢字の書き方の基本を習う時期なので、多くの人が教科書体の「れい」の字を書くのではないでしょうか。

ペン字体はペンで書いたような雰囲気のフォントです。ペンで「れい」の字書くとこのように「マ」を中に書くことが多いということですね。

「刀」は明朝体、ゴシック体などで使われる

明朝体
ゴシック体

中が「刀」の「れい」の字には、明朝体、ゴシック体などがあります。
パソコンでは明朝体やゴシック体が使われることが多いですし、本や雑誌などの印刷物にも多く使われています。最近では手書きの文字を見る機会が減ったので、こちらの中が「刀」の「れい」の字に出会うことのほうが多いかもしれませんね。

官房長官発表時の「令和」の「令」の漢字の中が「刀」だった理由

「れい」の字の中が「マ」でも「刀」でも正解なのはわかりましたが、なぜ、菅官房長官が掲げた字には中が「刀」の「令」の字が使われていたのでしょうか?

隷書(れいしょ)
篆書(てんしょ)

紀元前200年ころの中国は秦という時代でした。それまでは、公文書を書くのに篆書(てんしょ)を使って書いていたそうです。篆書は味わいのある文字なのですが、書くのに時間がかかるのが欠点でした。

時代が進むに従い、多くの書類を作成する必要がでてきます。そのため、より簡単な字体である隷書(れいしょ)が作られました。それ以降、隷書で公文書を書くようになったと『四体書勢』に記されています。

現在、隷書で公文書を書く決まりはありませんが、「令和」の揮毫を担当された内閣府大臣官房人事課辞令係辞令専門官の茂住 修身さんは、長い過去の歴史を受け継いで今の字体を完成させたのかもしれません。

まとめ:「令」の漢字の中が「刀」だった理由は隷書からきているかも

新元号「令和」が発表され、「令」の字の書き方が話題になりました。新元号発表でこんなことが気になるとは思いもしませんでしたが、漢字一つを考えるだけで歴史に思いをはせることができました。新しい時代が良い時代になることを楽しみにしています!

 

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