ゴーンが逃亡した理由をわかりやすく!逮捕の理由と妻についても!

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経営者・活動家

2019年12月29日、逮捕され保釈中の元日産自動車CEOカルロスゴーン氏がレバノンに逃亡しました。

赤字にあえぎ倒産寸前だった日産自動車をV字回復させたカリスマ経営者として名高い、ゴーン氏ほどの人物がなぜ逃亡しなければいけなかったのでしょうか?

逮捕された理由と共にゴーン氏逃亡の理由を探ります。

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カルロスゴーンが逮捕された理由

カルロスゴーン氏が最初に逮捕されたのは2018年11月19日のことでした。

それから合計4回逮捕されています。

それぞれ、どんな理由で逮捕されたのでしょうか?

1回目、2回目:虚偽記載容疑(2018年11月19日、2018年12月10日)

ゴーン氏の4回の逮捕のうち、1回目と2回目は有価証券報告書の虚偽記載容疑です。

ゴーン氏には毎年支払われる報酬に加えて、退任後に支払われる予定の報酬がありました。この退任後に支払われる予定の報酬が有価証券報告書に記載されていなかったことが、虚偽記載であるというのです。

退任後に支払われる予定の報酬ですから、逮捕された時点ではまだ支払われていません。

まだ支払われていない報酬を有価証券報告書に記載する必要はあるのでしょうか?

そんな例を見たことがないという弁護士の方がいらっしゃいました。

退任後の「支払の約束」は、無事に日産トップの職を終えた場合に受け取ることの「期待権」に過ぎないと見るべきであろう。多くの日本企業で行われている「役員退職慰労金」と類似しており、むしろ、慰労金であれば、社内規程で役員退職慰労金の金額あるいは算定方法が具体的に定められ、在職時点で退職後の役員退職慰労金の受領権が確定していると考えられるが、実際に、慰労金の予定額について、有価証券報告書に役員報酬額として記載している例は見たことがない。

引用:https://news.yahoo.co.jp/byline/goharanobuo/20181125-00105394/

また有価証券報告書の内容に虚偽がある場合、ゴーン氏だけでなく他の取締役にも同じ責任がある。だからゴーン氏だけが逮捕されるのはおかしいという意見も見られました。

虚偽記載容疑での逮捕は少し無理があったのかもしれません。

3回目:特別背任容疑(2018年12月21日)

引用:産経

3回目の逮捕は特別背任容疑でした。特別背任罪は、会社の取締役が会社のお金を不正にだまし取るなど、会社に財産上の損害を加えた場合に成立します。

ゴーン氏は2008年、個人的な信用取引において18億5000万円の評価損を出してしまいます。リーマンショックの年ですね。

評価損なのでまだ損失は確定しておらず、ゴーン氏のお財布からお金はなくなっていない状況。でも、18億5000万円の評価損が2倍、3倍となって40億円、60億円と増えていくと、さすがのゴーン氏でも支払うことが出来なくなると証券会社が考えるのは当然です。

当然証券会社はゴーン氏に追加の信用を要求するわけですが、ゴーン氏は自分の金融取引を日産自動車がしていることにした(付け替え)のです。

検察はこの付け替えが特別背任にあたるとしてゴーン氏を逮捕しました。しかし、この付け替えが特別背任にあたるかどうかがそもそもグレーだという指摘があるのです。


特別背任罪は取締役が会社に財産上の損害を加えた場合に成立します。

付け替えそのものは会社に財産上の損害を加えたことにはなりません。付け替えた後に相場が悪化し、評価損が確定してしまうと会社に財産上の損害を与えることになりますが、会社に財産上の損害を与えることはありませんでした。

少なくともゴーン氏が会社に財産上の損害のリスクを負わせたことは事実ですが、特別背任に問えるかどうかは裁判官の判断にかかっています。

4回目:特別背任容疑(2019年4月4日)

引用:日経

4回目の逮捕の理由は、ゴーン氏が日産に35億円をオマーンの販売代理店に不正に支払わせ、そのうち16億円をゴーン氏の親族企業に還流させた疑いです。

35億円をオマーンの販売代理店に支払わせたことについては、ゴーン氏は通常の販売奨励金と説明しています。

また、親族企業に16億円を不正に還流したのが事実であれば、特別背任罪が適用されるでしょう。親族企業の名前はGFI(グッド・フェイス・インベストメンツ)と言われていますが、現在のところ詳細な情報は公開されていません。

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カルロスゴーンが逃亡した理由

ゴーン氏は2019年4月4日に4回目の逮捕をされ、2019年4月25日に保釈が認められました。

保釈条件は、住居制限(東京都港区の一戸建て)、海外渡航禁止、パスポートは弁護士が保管、3日以上の旅行は裁判所の許可が必要というものです。

また、妻のキャロルさんとの接触は原則禁止でした。キャロルさんを愛しているゴーン氏にとって、妻のキャロルさんとの接触禁止が最もつらいものだったそうです。

このことについて、ゴーン氏を担当していた高野隆弁護士はブログに次のように綴っています。

とりわけ、妻キャロルさんとの接触禁止という、国際人権規約に違反することが明白な保釈条件が、どんなに手を尽くしても解除されないことに、彼は絶望を感じていた。
「これは刑罰じゃないか。一体いつになったらノーマルな家族生活を送ることができるんだ。」
この正当な問いに私はきちんと答えることができなかった。「努力する」としか言えなかった。

弁護人の事務所で弁護人立ち会いのうえでわずか1時間Zoomでキャロルさんと会話することすら認めないという裁判官の決定を知らせたとき、彼は力なく「オーケー」というだけだった。怒りの表情すらなかった。

それが12月初旬のことだった。

1954年生まれのゴーン氏にとって、キャロルさんと一緒にいられる時間はそれほどたくさんあるわけではありません。

高野隆弁護士はゴーン氏の質問に対し「この正当な問いに私はきちんと答えることができなかった。」と答えています。日本の司法制度がゴーン氏にもたらした

 

ゴーン氏が愛するキャロルさんとは


キャロル・ゴーンさんは1966年10月生まれでレバノンの出身です。ゴーン氏と同じレバノン人です。レバノンの他に、フランスと米国にも国籍を持っています。

ゴーン氏もキャロルさんも共に再婚で、2016年にベルサイユ宮殿で結婚式を挙げました。


キャロルさん前夫との間に娘のTaraさんと息子のDanielさんの2人の子供がいます。キャロルさんが米国に国籍を持っている理由は、前の夫がアメリカ人だからでした。

 

キャロルさんとずっと会えなかったゴーン氏

ゴーン氏はキャロルさんのことをとても愛していて、ずっとキャロルさんとの面会を望んでいたそうですが、裁判所は認めませんでした。

ゴーン氏がキャロルさんと最後にあったのはゴーン氏が逮捕された2019年4月4日。現在はレバノンで再開しているので、実に9カ月近く電話もほとんどできない状況に置かれていました。

ゴーン氏はキャロルさんに次のメッセージを送っていたと、高野隆弁護士は話しています。

「君との関係は、子供や友人では置き換えることはできない。君はかけがえのない存在だ。愛してるよ、Habibi。」

最初に逮捕されてから1年以上が経過しても裁判が始まる様子もなく、また有罪が確定しているわけでないのに最愛の妻と合えなくなっていたゴーン氏。

裁判が始まっても長期化することが想定され、実刑判決を受けると5年くらい刑務所から出られないとも言われていました。

キャロルさんと会うために、実力を行使して日本からの脱出を図ったのかもしれません。

 

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まとめ:日本の裁判制度を否定しキャロルさんの元に飛び立ったゴーン氏

カルロス・ゴーンからの声明。

私はいまレバノンにいます。
もはや私は有罪が前提とされ、差別がまん延し、基本的な人権が無視されている不正な日本の司法制度の人質ではなくなります。
日本の司法制度は、国際法や条約のもとで守らなくてはいけない法的な義務を目に余るほど無視しています。
私は正義から逃げたわけではありません。
不公正と政治的迫害から逃れたのです。
いま私はようやくメディアと自由にコミュニケーションできるようになりました。
来週から始めるのを楽しみにしています。

愛する妻キャロルさんのために、リスクを負って日本を脱出したゴーン氏。もし、脱出に失敗したら相当重い罪で一生日本から出られず、キャロルさんに会うことはできなかったかもしれません。

しかし、ゴーン氏が法律違反をしているの事実。今後ゴーン氏は日本の司法制度や、日産自動車の事件関係者について情報を公開していくとしています。

今後のゴーン氏の発言に注目したいと思います。

 

 

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