北海道大学名和豊春学長(総長)がパワハラ認定?大規模リストラが進行中!

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経営者・活動家
geralt / Pixabay

北海道大学の名和豊春総長が職員にパワーハラスメント(パワハラ)をしていたことが総長選考会議に認定されました。文部科学相はパワハラ認定を受けて、これから名和豊春総長の解任を検討するそうです。

なぜ、名和豊春総長はパワハラをしたとされたのでしょうか?その理由を探ってみます。

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北大名和豊春学長(総長)のパワハラ認定?

北海道大学の名和豊春総長(65)について、同大の総長選考会議が文部科学相に総長の解任を求める申し出書を10日付で提出したことがわかった。

北大や文科省は申し出書の内容について詳細を明らかにしていないが、関係者によると、名和氏が職員にパワーハラスメントを行ったと同会議が認定。「総長にふさわしくない」として、解任の申し出をすることを今月4日の会議で決めたという。

引用:朝日新聞デジタル

人件費の削減に反対していた名和豊春総長

名和豊春北海道大学総長は2017年4月から第19代の北海道大学総長に就任しています。

2016年末に行われた総長選は、第18代総長の山口佳三氏との一騎打ちとなりました。

争点はリストラでした。

2000年に入り、国立大学の法人化が進み、国からの運営費交付金が年々少なくなっています。

北海道大学では、2004年度に448億円あった国からの運営費交付金が、2015年度には382億円と15%も減っています。その後も毎年4億円ずつ交付金が減らされている状況でした。

先代の山口佳三総長は積極的にリストラを進め、2021年度までに約2000人いる教員の人件費を14.4%削減する案を提出していました。最も給料の高い教授に換算すると205人分のリストラに相当するのだそう。実際には、教授よりも給料の安い、助手や事務職員も削減の対象となるでしょうから、数百人規模のリストラが実施されることになったでしょう。

総長選で戦った名和豊春総長は、人件費の大幅な削減に反対します。名和豊春総長の削減案では、教員人件費の削減幅は7.5%で教授に換算すると100人分のリストラに相当する規模でした。

リストラを縮小する案が評価され、名和豊春氏は山口佳三氏を破り、第19代の総長に選ばれています。

 

北大教職員組合がお届けするメールニュース
「ほくだい」 News 2016/9/6(No.293)より

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激震!教授205名分の人件費削減を提案

8月22日に開催された部局長等連絡会議で、運営費交付金の減額、
年金一元化等による財政悪化を理由に、平成29年度から33年度までの
5カ年で、教授205名(助教ならば342名)に相当する人員
削減案が提案されました。
各部局とも14.4%の一律削減が目標とされています。
(ただし、医学部、歯学部、小部局を除く)

引用:http://elm-mori.hatenablog.com/entry/2016/09/07/095649

それでもリストラを進めなければならなかった名和豊春総長

先代総長の山口佳三氏のリストラ案と比較すると半分以下の人員削減案を提示して総長に選ばれた名和豊春総長。

リストラを減らせるのですから、北海道大学に勤める教職員からは評価されたはずです。

しかし、半分以下のリストラとはいえ、最も給料の高い教授に換算して100人ものリストラを実際に行わなければなりません。

北海道大学教授の平均年収は1021.7万円(2017年度)と言われています。

最も職位の低い教員である助教の平均年収は656.2万円。

北海道大学には非常勤の教員や、事務職員など、年収が200万円位の人までいます。

最も給料の高い教授に換算して100人のリストラが必要なわけですから、様々な給料の人がいることを考えると、さらに多い人数のリストラが必要になると考えられます。

リストラを嫌がる人がいる

大学の予算が少なくて大変だから、教職員の職を辞めてくださいと言われても、「はい、わかりました」とはならないですよね。

ほとんどの人が反発をしたのではないでしょうか。

しかし、名和豊春総長はリストラを進め、北海道大学が倒産することなく運営を続けられるようにしなければならないのです。

大学総長の持つ権限は強大

出典:文部科学省

学校教育法第92条第3項では、

「学長は校務をつかさどり、所属職員を統督する」

と規定されています。

詳細な説明は上に示す文部科学省の資料を見ていただければと思いますが、要するに、絶対的な強力な権限が与えられているということです。

職員を辞めさせようと思えば、辞めさせられるということですね。

とはいえリストラは反発されますし、説明責任も問われます。

総長(学長)の権限を持ってしても、リストラを進めるのはとても大変なことでしょう。

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まとめ:北大の今後はどうなる?

先代の総長を破り、2017年4月から第19代の北海道大学総長に就いた名和豊春総長。パワハラを認定され、文部科学省が総長の解任を検討しています。

不景気で国から国立大学に支給される運営費交付金が毎年約1%ずつ減らされるという大変な時に、リストラを進めるのは大変な仕事だと思われます。

今後の動向に注目したいと思います。

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