池袋事故の捜査の今後は?逮捕されずに起訴されて有罪になる可能性は?

裁判
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4月19日午後0時25分ごろ、東京都豊島区東池袋4丁目の都道で2人が亡くなり、6人が重軽傷を負う痛ましい交通事故が起きました。

運転していたのは飯塚幸三さん(87)で、「アクセルが戻らなくなった」と話しているといいます。警視庁は運転操作を誤った可能性があるとみて、詳しい事故原因を調べています。

ドライブレコーダーには飯塚さんの「あー、どうしたんだろう」と答える声が記録されていたといいそうで、まるで自分がしていることが分からなくなっているかのような、通常とは違う状態で運転をしていた可能性が指摘されています。

飯塚さんが交通事故の罪に問われるのか、責任能力がなく保釈されるのか、今後の捜査の行方が気になります。

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池袋交通事故の捜査はどう進むか?

交通事故の捜査は、「事故発生」→「警察による捜査」→「検察による捜査」→「起訴」→「裁判」の順に進んでいきます。

警察による捜査:逮捕はされなかった

加害者を調べるために、警察は逮捕をして身柄を拘束することがあります。しかし、逃亡の恐れがないと判断されるときや、加害者がけがをしているときには逮捕をせず「在宅捜査」となることがあります。

池袋事故では「在宅捜査」となったようです。在宅捜査となって逮捕をしなくても、警察は捜査をやめません。警察はいつでも加害者に会うことができると考えて、逮捕して身柄を拘束しませんでした。

警察は捜査の段階で検察へ身柄を送る「送検」を見送ることがあります。「微罪処分」といいますが、この場合は前科が付きません。しかし、池袋事故では「微罪処分」による釈放は考えにくいと思われます。今回の事件に似た交通事故で、2016年10月に横浜市港南区で発生した、集団登校中の小学生の児童の列に軽トラックがぶつかり小学生1年生が亡くなった「横浜小1交通事故」がありました。この時は送検されており、微罪処分で釈放されることはありませんでした。

検察による捜査:不起訴処分の可能性

警察による捜査が終わると次は検察による捜査が始まります。検察は容疑者に出頭命令をし、取り調べを進めます。もし出頭しない場合は逮捕されることになります。また、検察は必要に応じて拘置所に身柄を拘束することも可能です。

検察は取り調べを行い、「起訴」するか、しないかを判断します。起訴されるまでは「容疑者」ですが、起訴後は「被告」と名称が変わります。

検察の決定には「起訴」「不起訴処分」「略式起訴」があります。

池袋事故では検察が「起訴」をするかどうか、裁判が始まるかどうかが注目されます。

起訴

「起訴」されると裁判が始まります。被告と検察とが法廷で裁判官に事件の内容を説明し、裁判官が判決を下します。

不起訴処分

「不起訴処分」の場合、「釈放」され裁判が行われません。横浜小1交通事故では、不起訴処分となりました。理由は、精神鑑定の結果、アルツハイマー型認知症だったと診断されたからです。アルツハイマー型認知症が原因で運転をやめる決断ができない可能性があったため、過失を問うことができないという判断でした。

池袋事件では、飯塚さんの「あー、どうしたんだろう」とまるで自分がなにをしているのわかっていないかのような声がドライブレコーダーに記録されています。病気などが原因で、自分が何をしているのか分からない状態にあったと判断されると、「不起訴処分」になる可能性があります。

略式起訴

検察は、100万円以下の罰金の比較的軽微な罪に対して「略式起訴」を行うことがあります。略式起訴は必ず有罪になりますが、書類審査だけで判決がでますので、裁判所で裁判をすることはありません。

千野志麻元アナが2013年に静岡県内のホテルの駐車場で起こした交通死亡事故では、静岡区検は略式起訴し、罰金100万円が科されました。

池袋事故でも略式起訴となる可能性は考えられます。

裁判:有罪になる可能性は

もし検察が起訴をして裁判が始まった場合どのような罪に問われる可能性があるでしょうか。

交通死亡事故では過失運転致死傷罪が適用されるケースが多いです。過失運転致死傷罪の場合、7年以下の懲役もしくは禁錮、または100万円以下の罰金が科せられます。

運転中にアルコールや薬物の影響を受けていた場合は「危険運転致死罪」に問われることになります。危険運転致死罪の場合、1年以上の有期懲役(最高20年、加重により最高30年)が科せられます。

もし、検察が池袋事故について起訴した場合は何らかの罪が確定することになりそうですが、検察が嫌疑不十分で起訴できない可能性があり、これからの捜査の行方が気になるところです。

まとめ

多くの人を巻き込み、2名の尊い命を奪った池袋事故。運転者が高齢であったことから、不起訴処分の可能性が出ています。増加する高齢運転者による事故に対して、検察がどう判断するのか、捜査の行方が注目されます。

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